銀座にある自然派ワインの専門店カーヴ・フジキさんで、11月3日開催されたイベントに参加してきました。
「江戸前ずしで日本ワインの
新酒を楽しむ昨夜」
今年は11月2日が山梨の新酒の
解禁日です。
8種類の新酒(+1種類の昨年のワイン)と共に、
六本木に店を構える「すし道」さんのご主人が握る
江戸前鮨を楽しむイベントでした。
ワインはどれでも好きな順番で好きなだけ楽しむことが出来るので、
順番に握られてくるお寿司に合わせてワインをチョイス。
お寿司は10種類。
握っているネタを見ながら
さて、次はどのワインがいいか、と思いあぐねるのもまた楽しい。
お寿司は小ぶりですし、立食ですし、
ひとつのネタに色々と試している余地はないので
ワイン選びは一発勝負。
お寿司とワインを目の前にしながら、
難しい顔をしてる自分が少しおかしい気もします。
(そんな真剣勝負をしてるのは私くらい)
今回「これは!」と思わず笑みがこぼれた美味しい組み合わせは、
マグロの上に玉ねぎのすりおろしをのせタレをかけたものと、
酒折ワイナリーの「甲州にごり2013」。
酒折ワイナリーの甲州にごりは、ワイン単独で頂くとわりに甘みをしっかりと感じるスタイルですが、こうやって玉ねぎのすりおろしなどのように甘味ある味付けと合わせると、甘さは気にならなくなり双方が引き立ちます。(ちなみに周囲の方はマグロ=赤ワインとベリーAを頼まれた方が多かったようです。)このワインは穴子にもタレの甘さと好相性でした。
今回のなかでは実は一番汎用性が高いワインだったかも。
もうひとつは、
たたきのように表面を炙ったマグロに和辛子を添えたものと、
タケダワイナリーの「サン・スフル2013」
和辛子の鼻に抜ける風味と、
サン・スフルの心地良い微発泡が良い取り合わせでした。
「すし道」さんのお寿司は、ネタにもシャリにも既に味を付けているスタイル。どれも結構しっかりとした味わいのものが多いので、そういった意味でもワインとは合わせやすいお寿司ではないでしょうか。
実際のお店にもフジキさんから購入した自然派ワインを置いてらっしゃるそうですから、ワインとお寿司を楽しめるお店なのでしょうね。
今回はこうやって振り返ってみても
ネタそのものとの相性、というよりは
ネタと一緒に添えられている食材が、
ワインとの相性における鍵を握っていた気がします。
おそらく海外で食べられているようなお寿司なども、
従来のネタそのもので勝負、というよりは
こういった新しい食べ方の提案が多いのではないでしょうか。
確かにその方がワインを合わせ易そうです。
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