日本のシャルドネ

先月開催のイベント講座日本のシャルドネ。

ラインナップは以下の通りでした。

 

メルシャン:マリコヴィンヤード シャルドネ2012  

 

神戸ワイナリー:ベネディクシオン・ブラン2011 

 

山崎ワイナリー:シャルドネ樽発酵2012 

 

ヴィラデスト・ワイナリー:プリマヴェーラ・シャルドネ2011 

 

エティエンヌ・ソゼ:ブルゴーニュ・シャルドネ2010

 

サントリー:登美の丘シャルドネ2009 

 

アズッカ・エ・アズッコ:フィーロ2012 

 

マウント・エデン・ヴィンヤーズ:エドナ・ヴァレー・シャルドネ2010ウォルフ・ヴィンヤード 

 

kidoワイナリー:城戸プレミアム・シャルドネ2011

 

小布施ワイナリー:ソッガ・ナガノ1erリザーブシャルドネ2012

 

ボーペイサージュ:シャルドネ2009

 

当初は日本のシャルドネ8種類、ブルゴーニュ1種類

カリフォルニア1種類の計10種類で考えておりましたが、

加えたいワインが増えてしまい、

泣く泣く絞ってそれでも全部で11種類の内容となりました。

 

すべてブラインドでテイスティングをして頂き、

ゲームとしてブルゴーニュとカリファルニアは何番目のワインだと思われるか、

用紙を提出していただいたのですが、

なんと見事両方当てられた方がおひと方!

自分で企画しておきなんですが、本当にびっくりです。

 

また同時に好みのワインの番号も書いて頂いたのですが(複数回答可)

一番人気があったのはサントリーの造る登美の丘シャルドネ2009。

 

「とてもバランスが良いワイン」と多くの方が指摘したのは

kidoワイナリーの城戸プレミアムシャルドネ2011でした。

ほかはそれぞれお好みが分かれたようです。

 

一番不思議なワイン、という点ではおそらく一番最後の

ボーペイサージュのシャルドネ2009だったのではないでしょうか。

冒頭の写真のワインです。

 

色合いはオレンジをおびた濃い黄色。

またグラスに注いだ直後はやや酸化的なニュアンスがあり、

多くの方が「ヴィンテージの古いワイン??」と感じられたようです。

しかし時間とともに次から次へと色々な香りが広がっていくその様子に

ブラインドテイスティング終了後も、香りや風味の変化をなんども楽しまれている方が多く見られました。

 

ちなみにこのボーペイサージュの岡本さんから

このイベントを開催した日の夜メールを頂戴しました。

2009年のこのシャルドネを、少し前にフランスのワインバー関係者が来日した際に開けられたそうです。

抜栓直後は、「意外に熟成が進んでいるかな」と思われたそうですが、

翌日以降に若さが戻ってきたそうです。

「不思議でした。でもそんなところが楽しいところだと思っています」

と記されていました。

 

ああ、私も翌日飲んでみたかったなぁ。