昨年から始まったイベントです。
山形のワイナリーさんが一堂に集まり試飲出来るこのイベント、昨年は一部のみの開催でしたが、今年は二部制になりました。
それだけ好評なのでしょうね。
山形のワインをいっぺんに色々楽しめることもさることながら、東京にいながらにして造り手さんと直接お話が出来るのがやはり最大の魅力でしょうか。
写真は最近私が注目しているワイナリーのひとつ
朝日町ワイナリーさん。
少し前にこちらで造られるデラウェアのスパークリングワインを飲む機会があったのですが、これが非常に良かったのです。
デラウェアのスパークリングは国内において生産するワイナリーが数年前から増え始めたワインのひとつです。
これは山梨でも大阪でも東西日本のぶどう産地の至るところで見られる現象ですが、昔は非常にメジャーだったこの食用の品種も、今はあまり消費されなくなっているとか。
しかし、そういった農家さんの高齢化は進んでおり、今更栽培するぶどうを変えたり、ワイン用の品種の栽培を始めるのはとても困難。
ではそのデラウェアをワインにして活かせないか、と試みるワイナリーさんが増えたためです。
しかし、「これは!」と思うデラウェアのスパークリングは
正直なかなか少ないように感じてました。
自分で造らずにこんな偉そうなことを言うのは気が引けますが、
いち消費者としてやはり美味しい方が嬉しいわけで。
デラウェア特有の青臭さや生臭さがあったりとか、
味わいもさっぱりはしているけどそれ以上でもそれ以下でもない、
といった感じだったのです。
しかし、この朝日町ワインさんのデラウェアは
もちろん決して複雑だとか厚みがあるスタイルではありませんが、
心地よい泡立ちとデラウェアの果実味が調和して、
日常の食事に汎用性高く気軽に楽しめるワインです。
この日のブースには残念ながらこのデラウェアのスパークリングは置かれていませんでしたが、ソーヴィニヨン・ブランもなかなか美味しかったのはこの日の発見のひとつ。
まだ訪問したことのないワイナリーさんですが、
ぜひいつか訪れたいと思っております。
そうそう、最近は美味しいデラウェアのワイン増えていますよね。
カタシモワイナリーのたこシャン、熊本ワインのデラウェア、
いずれも食事とのマリアージュが楽しいワインです。
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