山形のワイナリーが一堂に集まる山形ヴァンダジェですが、ワインだけでなく山形のレストランも何店舗か出店します。
というわけでこのイベントは山形のワインをご当地のレストランの味と一緒に楽しめるのです。しかも都内で。
なんて贅沢な。
この日一番私が気になったのはこちらのシャルキュトリー。
この日山形を代表するワイナリーでもある
タケダワイナリーさんも当然いらしていたのですが、
そちらの代表でもある岸平典子さんとお話していた時のこと。
「あのシャルキュトリー、美味しいからぜひ食べてみて!全部彼のところの店で造ってますから。あの彼、話してみると解るけど、シャルキュトリーの話になるとすっごいマニアックで面白いの(笑)今回も準備とか大変なところを無理言って来てもらったんです。」
そう伺えば益々興味が湧くというもの。
写真の通りこんなに多くの種類を全部盛り合わせにしてくれる豪華なプレートで、まずはびっくり。
会も後半で混雑も落ち着いてきていたので、シェフである佐竹さんから色々とお話を伺うことが出来ました。
そう、シェフだったのです。
私すっかりシャルキュトリー屋さんかと思ってたのですが、
イタリアンレストランのシェフで、シャルキュトリーは店のメニューのシャルキュトリーの盛り合わせの為だけに造っていらっしゃるそう。
お店は山形県七日町にあるイタリアンレストラン、
IL COTECHINO(イル・コテキーノ)さん。
イタリア各地を料理の修行で廻られた際に、
各地により味の違うシャルキュトリーに興味をもったそう。
そこで覚えてきた作り方に、山形の風土にあった素材や造り方などの研究を重ねているそうです。
「(日本とイタリアで)何が一番違いますか?」との質問には
「素材ももちろんありますが、造る上では『湿度』ですね」だそう。
他にも「大きさによって熟成の進み方が違う」といったお話も、
ワインで言えば通常のボトルとマグナムボトルの違いにも似ているところがあったりして、面白いですね。
あ、熟成における大きさという点ではチーズはもっと似ているかも。
熟成させる食品という意味では、ワインとも同じですから
そういった点からも色々とお話を伺えて勉強になりました。
これだけシャルキュトリー造りにこだわりをもつシェフのお店ですから、
そりゃ他のお料理もとても気になるというもの。
山形のワイナリー巡りの際にはぜひ訪れなくては。
今はまだ寒さも厳しいでしょうが、
東北にも春が訪れる季節が益々楽しみになりました。
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