今回はかねてより訪れてみたかったボルドーのカプサン市場に行くことが出来ました。中心地にある比較的大きな常時開設市場で、月曜日以外の朝から昼すぎまで開いています。
たくさんの新鮮な野菜や肉、魚介類が
思わず目をみはるお値段で並ぶのを
「ああ、美味しそう、これ・・・」
「ああ、安いな、これ・・・」
「ああ、焼いてみたいな、このお肉・・・」
と尽きること無くため息をつきながら見て回ります。
そう、旅行者ですし、今回は普通にホテルに滞在ですから、
生鮮食品を買ってもどうすることも出来ないわけです。
しかし!
市場には生鮮食品売り場だけでなく、
いくつもの飲食店屋台があり料理やお酒を楽しめます。
写真はその中にあるスペインバルの屋台。
色とりどりのピンチョスに目を奪われて、
まだ昼前というのに思わずカウンターに腰を掛けました。
平日の、しかもまだランチタイム前ということもあり、
まだ並ぶタパスはこれでも少ないとのことですが、
それでも目移りするほどです。
「日曜日はこんなもんじゃないよ、1000個は造るんだから!」
とお店のムッシュー。
コの字型に置かれた大きなカウンター、
その中にはテーブル席まであり、
うん、確かにそれくらい並びそうな勢いです。
お会計のシステムがまた面白い。
ピンチョスに刺さっている串の先には色が塗られており、
その色分けにより金額が判る仕組みになっています。
何も塗られていないものが一番安いもの。
もちろんお会計の時はお店の方がこの串で計算するので、
食べた後の串はテーブルに置かれているガラスのコップに入れていきます。(これがまたカラフルな可愛いグラス)
これってなんだか、
日本の回転寿司とか串揚げ屋さんのようなシステム。
国は変われど、似たようなことをするのですね、人間って。
この時間はまだ無色のものが多くあり、
黒く塗られているものが一種類だけありましたが、
無色でもこれなのに、他はどんなに豪華なピンチョスなんだか、
とても気になります。
ワインはスペインワインが白、ロゼ、赤と
グラスでもボトルで何種類か揃います。
ああ、まだランチ前なのに・・・
と、嬉しいため息をつきながら、
ロゼワインと一緒に楽しんだのでした。
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