私が滞在していたこの週は、試飲会のみならずシャトー巡りのツアーなども毎年開催されます。
今回はグラーヴ、ペサック・レオニャン、ソーテルヌのエリアツアーに参加してみました。
朝9時15分に出発!との記載にボルドー観光案内所からも近いカンコンス広場脇の集合場所に五分前に到着した私。
ちょっとギリギリで焦りながら・・・
確かにバスが何台か止まっていますが、
あまり人影が・・・?
怪訝な顔の私に先にいた男性三人グループ(後から解りましたがアメリカ人)が「あの彼がスタッフだよ」と一人忙しそうに動き回っている男性を指さし教えてくれました。
よく見るとそれぞれのバスのフロントガラスのところに、その日に開催されるツアーの名前が入っています。
メドック1とかグラーヴ&ソーテルヌ1とか。
申込み控えの紙を見せると、名簿と照らし合わせ
「ああ、このバスだね。どうぞ。」とそのうちの一台に案内され、
乗ってみると既にバスの中には数名の方が乗車。
それにしても確か出発時間は各バスによって違うはずで、
一番早いバスは9時のスタートだったような。。。
しかしまだ一台も出ている気配はありません。
他のバスなんてまだ誰も乗っていないのもあるし、
やはり基本的にのんびりなのですねぇ。
それにしても
意外だったのが、定員60名のこのツアーの車中に日本人、
どころかアジア人は私だけだったこと。
このご時世、日本人でないにせよ中国人や韓国人がいてもおかしくないと思うのですが。
ちなみにざっと見たところ約6割程度がフランス人で、他はアメリカ、イタリア、ベルギー、イギリスなど様々です。
ようやくバスが出発したのが10時過ぎ。
やっと動き出した、と思ったら
若い女性が「待って!乗ります!!」と
なんと走ってバスを追いかけてきて、
乗客も気づいて「乗るみたいだよ、止めてあげて!」
というわけでバスはまた停車。
いや、なかなか大胆な遅刻ですよねぇ。
ようやくバスが走り出し、
スタッフのムッシュウが挨拶を。
まず最初に、フランス語が判る人、英語が良い人、と
それぞれ手を挙げさせたところ社内は6割フランス語残り4割英語希望と、まあ、人種の内訳通りの結果。
「はぁ。。。」とムッシュウ、諦め顔でため息をつくと
「判りました。ではまず最初に英語で説明をして、そのあとにフランス語で説明します。」
というわけで、英語とフランス語を交互に使ってガイドをしてくれるのですが、あまりに説明内容も多いので、もうずっとしゃべりっぱなしで息も絶え絶えな様子。
しかも途中途中「僕の英語、大丈夫ですか?ちゃんと伝わっていますか?」と気遣う、頭の下がる頑張りっぷりでした。
外は真夏日、完全な猛暑ですが
空調が効いているんだか、効いていないんだか。。。
そんなバスに乗ってワイン産地に出発。
写真はひとつめのシャトー。
シャトー・スミス・オー・ラフィットのぶどう畑。
道沿いに黄色いバラが咲き誇る華やかなシャトーです。
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