毎年パリでの試飲会に参加していますが、いつも行く度に新しい発見がいろいろとあります。
新しい美味しさに出会うのはもちろんですが、知らなかったことにもたくさん出会うことができます。
写真はAOCミュスカデが名のれるエリアの土壌分布図。
ちょっと見にくい写真で恐縮ですが、試飲会の時は飲んでいるのと、グラスだカメラだ荷物だと手元が大わらわなのと、基本的にたくさんの人でわさわさしているので、なかなか気持ちを落ち着けて良い写真を撮る、というのが通常より難しい状況にあります。
ま、なんて言い訳しても、素面でもたいして変わらないのですけどね。
とにかく。
日本ではあまり耳にも目にもすることのないミュスカデの土壌分布図。
最初私の虎の子ワイン帳(英語とフランス語によるワインのための語学テキスト)を片手に、生産者さんに土壌について伺っていたのですが、どうにも説明される土壌がそのテキストには見当たらず。
生産者さんが「これだよ」と言って出してくださったのが、こちらの地図だったのでした。
ところで、ミュスカデというワイン、皆様ご存じですか?
ミュスカデは品種の名前でもありますが、ロワール地方のなかでも一番海に近い産地で生産されている白ワインです。
切れ味の良い酸味とタイトな果実味をもつワインで、レモンをしぼった生牡蠣との相性は抜群!今の季節パリにおいては生牡蠣と一緒に飲まれるワインナンバーワン!と言っても過言では無いかと思います。
なんで日本では生牡蠣というとシャブリの方が有名なのでしょうね。
ミュカデと生牡蠣のようなカジュアルだけど最高に幸せになれる組み合わせ、私は大好きです。
そんなわけで今回はいくつかのミュスカデにも注目して試飲をしてきたのですが、予想以上にとても興味深いものでした。
機会あればいつかセミナーで触れたいと思います。
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