先週末は表題のタイトルで、イベントセミナーを開催させて頂きました。
日頃ご受講くださっている方から、「今月はお誕生日月なので何か特別セミナーをお願いしたい」というご希望を頂き、内容のリクエストをお伺いしたところ、チーズとワインのセミナーをとのこと。
日頃はあまりチーズを好んで召し上がらない方なのですが、昨年11月に開催した「ボジョレのワイン」の会の際にご用意したチーズとワインの組み合わせが美味しく、もしかしたら、他にもワインと一緒に美味しく食べられるチーズがあるのかもしれない、と思われたとのことでした。せっかくのお誕生日企画に「やっぱりチーズってあまり美味しくなかった〜。」なんて結果では残念ですし、これは責任重大!と頑張ってご準備させて頂いた次第です。
なにはともあれまずは泡で乾杯を。
ユー・アー・ソー・ラッキー(ヴーヴレイ・ペティアン)2004
/ナナ・エ・ヴァン・カンパニー
そしてまずはフランスでも定番の
白ワインとチーズの組み合わせをご紹介です。
モンルイ・シュール・ロワール2006/ステファン・コサ
ロワールのワインと一緒に同郷のシェーブルチーズ、
サントモール・ド・トゥーレーヌを。
コート・デュ・ジュラ・ブラン・レ・シャサーニュ2006
/ドメーヌ・ボールナール
こちらは同郷のコンテ18ヶ月熟成を。
ルーセット・ド・サヴォア・ラルテッス2010/ドメーヌ・リディル
こちらにはチーズフォンデュを合わせました。
赤ワインとチーズのご紹介には
ピノ・ノワールを使ったワインを3種類ご用意。
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ2005/ジャイエ・ジル
ジュヴレ・シャンベルタン・ラ・プラティエール2005
/ミシェル・ギーヤール
そして1つだけ、敢えて
ブルゴーニュ以外のピノ・ノワールをご用意しました。
ピノ・ノワール2010/マウントエデン・ヴィンヤーズ
品種が同じでも産地が違うとどのような相性になるのかをご体験頂きたかったからです。もちろん、味わいの好みは人それぞれですから、チーズとワインの産地が必ずしも同じでなくても良いと思います。
ご用意したチーズはエポワス、ブリー・ド・モー、フルム・ダンベール。
エポワスやブリー・ド・モーとブルゴーニュの赤ワインの組み合わせも定番です。いずれもチーズのなかでは少し個性の強いタイプですが、ワインと一緒であれば美味しく頂けてしまう方も多いようで、皆さんきれいに召し上がってくださっていました。
最後に福岡では有名な喫茶店美美さんのフルーツケーキをご用意させて頂きました。こちらのフルーツケーキ、それぞれのフルーツを別々にお酒に浸して造られるとても手間のかかったもので、なんと未開封で数ヶ月熟成できるとか。美美さんで頂いた時に大変美味しかったので取り寄せたものです。
お誕生日ですし、やはりケーキがなくては、ですよね。
こちらには
ソーテルヌ2010/ラ・カーヴ・ドーガスティンを。
貴腐のニュアンスはあまり強くなく、アプリコットやドライフルーツの甘酸っぱい香りと果実味をもつこのワイン。
甘いワインはあまり・・・という方からも
「これなら美味しい!」という声が上がりました。
ソーテルヌは青カビチーズのフルム・ダンベールとも好相性ですが、
美美さんのフルーツケーキとは香りも味わいも完全に溶け合い、
美味しさが倍増する組み合わせ!
「普段こういったフルーツケーキはあまり好きじゃないのですが、このワインとだと、とっても美味しかった!」という方もいらしたほどです。
こんな風に「苦手だったのに、美味しい!」と言って頂けるのは
何よりも嬉しいですね。
さて皆様楽しんで頂けたなら良いのですが。
お誕生日だった生徒さんのご家族の方やお友達もご一緒にご参加くださり、本当に有難いかぎりでした。
私もご一緒にとても暖かい楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
ワインはこのように人を繋げてくれます。
それにしても、いつも開催中に写真を取るのを忘れてしまいます。。
せめて今回大人気だったソーテルのボトル写真を。。。
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