ボルドー試飲会

5月の末から6月上旬のフランス紀行でしたが、なかなかご報告出来ないまま今に至ってしまいました。間もなくスペインに飛ぶのに、焦ってアップしている次第です。。。

今年も初夏のボルドーに、そしてもちろんユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドーの試飲会にも参加です。今回のメイン・ヴィンテージは2012年。質感の表面はふわっとしており、ボディはやや小ぶり。全体的に酸味の硬い質感が印象的でした。なので果実味が淡く、また密度がないと、酸の硬さばかりが目立った味わい、というようになってしまうようです。適度に果実味によるボディをもち、酸とバランスのとれているところが美味しいと思いました。エリアで言うと左岸ならマルゴーが、右岸ではサン・テミリオンが良かったと思います。試飲会場でも何人かと意見交換しましたが、やはり皆同じような感想でした。ちなみに各蔵元が用意するサイド・ヴィンテージ、今年は2008年が多かったです。と言えば、なるほど、と判る方も多いのではないでしょうか。2008年も酸が硬い年でしたね。あそこまで酸が骨太で神経質ではないのですが、確かに並べてみたくなるヴィンテージです。