バルセロナにて1

ハモンとチョリソが溢れている市場。私の下手くそなカメラワークでは一面真っ赤になってしまうほどの迫力です。市場にはこのような加工食肉屋さん(お肉屋さんというより)がたくさんあります。バルセロナではどのお店にいっても、ハモンとチョリソはかかせず、また様々な種類があり、いろんな形で料理となって出てきました。そのままで食べたり、サラダに、オムレツに、スープに、魚料理や肉料理、そして米料理にも、とにもかくにも加工食肉の地方なのね、と実感します。フランスでは「チーズは日本における漬物である。」と実感しましたが、ここバルセロナではハモンやチョリソがそれに当たるかもしれません。もしくはとにかく色々な料理に使われる、という点では味噌や醤油に近いとも言えそうです。

「スペインで一番食べられている肉は、やはり豚肉。ついで鶏肉や羊肉、そして牛肉じゃないかな。」とバルセロナ出身の友人の弁。確かに、レストランのメニューでも然り。闘牛の国ですが、牛肉はあまりメジャーでは無い様子です。そして、なんといってもパプリカでしょう。野菜としても、スパイスとしても、とにかくいろんな料理に使われています。そしてトマトとじゃがいも。カタルーニャ地方のワインと料理の相性のカギはここにあるとも言えそうです。