サンマモルワイナリー 2

さらに東側奥に進んでいくとこのような畑が広がっています。この先のほうが前回アップした、畑を上から写した景色のあたりになります。

基本的にサンマモルワイナリーでは南向き、および西向き斜面でピノ・ノワールなどの黒ぶどうを、それ以外の畑に白ぶどう品種を植えているそう。土壌は基本的には粘土質。開花期は6月から7月で、ちょうど訪れた頃、白ぶどう品種が開花直前でした。収穫は10月上旬あたりから11月にかけてと。

 

この写真の畑では現在様々な品種を植えているそうで、少量ですがピノ・ブランやピノ・グリなんかも植えられています。実は北村社長は個人的にアルザスの白ぶどう品種が好きだそうで、まだ実験段階ではありますが、とのことでした。意外にも東北や北海道ではよく栽培されているツヴァイゲルトレーベが見られず伺ったところ、ここでは病気が出やすくて向いていないのでは、と。ライヘンシュタイナーも近年病気が増えてきて、と仰っており、この土地により向いたぶどう品種を現在模索されているとのことでした。

「とにかく今はまだ品種も栽培方法も色々と試している段階なのです。」

と仰る北村社長ですが、現在この圃場よりさらむつ市に近い南向きの畑で、ピノ・ノワール、ピノ・ブラン、ピノ・グリの栽培を着手されています。

気候など様々な点において、ピノ・ノワールにとってより素晴らしい畑になると予想されていることを、楽しみで仕方がない、といった笑顔で話してくださいました。