イベント報告:鰻とワイン

今回はご自宅でプライベートセミナーを受講して頂いている皆様と鰻とワインの会を開催です。

 

まずは「料理とワインの相性」を考える際の基本的な考え方をふまえながら、では鰻に合うワインとは?と考えつつ、今回はワインのテクスチャー(質感)に重点をおいたテイスティングを。

 次に、鰻を蒲焼きで食べる場合に合わせやすい風味を持つワインをご用意し、その風味を感じるテイスティングをして頂きました。

ワインは7種類+1種類(デザートワイン)を。

 

鰻屋さんでワインをおいていらっしゃるお店は決して多くはなく、あるとすればピノ・ノワール(しかもわりに高価な)、日本の和食系のお店でも、ワインというとピノ・ノワール(それも多くはブルゴーニュ)を置いていらっしゃることが多いように見受けられます。

日本人にとって鰻はお店で食べるだけでなく自宅で頂く機会も多いもの。いつもピノ・ノワールというのもつまらないし、それに美味しいピノ・ノワールは大抵高価ですから、敢えてピノ・ノワール以外の選択で今回はワインを選んでいます。

 

それにピノ・ノワールならば、ピノ・ノワールだけにこだわって鰻との相性を探るほうが面白いので、それはまたピノ・ノワール×鰻の会でも。

 

さて、ではなぜ写真が美味しそうな鰻重ではないか、というと。。。

この日ご用意したワインにイタリアのプロセッコというスパークリングワインがありました。せっかくなので皆様到着された時に、まだ咽も乾く季節ですし、桃のジュースと割ってベリーニにして軽く1杯ご用意したのです。

 

桃のジュースというと、一般的にはネクターのような甘みが強く、ちょっとねっとりした感じのものが多いのですが、これは違います。

自然の甘さが心地よい、とてもナチュラルな味わい。

小さな飲みきりサイズ(200ml)も手頃ですし、なにより砂糖や香料、酸化防止剤が不使用というのも嬉しい限り。意外とないのですよ、余分なものが入っていない桃のストレートジュースって。

 

皆様大変気に入ってくださり、本当に良かった良かった。

この日の主役はこの桃ジュースだったのではないか、というくらい盛り上がったのでした。なので写真は、この桃ジュース「山形代表」を。

 

でもこうやって国産の、地方の、良い食品を知ることは、

とても良いことですよね。

 

プロセッコ、もちろん他のスパークリングワインとでもかまいません、

簡単に美味しいカクテルが作れますよ。