2017年

3月

29日

ロシア料理でワイン

写真の向きを直す機能が急に使えなくなってしましました。困ったものです。

なので今回は横向きで失礼致します。見にくいと思いますがごめんなさいね。

かねてから気になっており、しかしなかなか行けないお店というものがいくつもあるのですが、こちらもそのひとつだった神保町にあるロシア料理サラファンさん。行ってみたらお料理の美味しさものみならず、その豊富なワインや他酒類の揃えにもびっくりなのでした。

オーナーの方のワイン好きというか、ワイン愛が伝わってくるサービスと品揃えです。気軽に楽しめる価格帯のものから高級ワインまであり、リストを眺めるのも楽しい。ワインリストに掲載されている内容は、いくつか既にないものもあるようですが、それにしても古いヴィーンテージが良心的なお値段です。

今回はとりあえずロシアといえばシャンパーニュ!と、まずはこちらのミッシェル・マイヤール1996年。現在のニコラ・マイヤールの先代の名前です。8000円〜10000円くらいで、とお願いしたらお持ち下さったリストにはないものです。綺麗に熟成しており、泡も穏やかながら十分楽しめます。「購入した当時からもう15年くらいセラーで動かしていませんから」とのこと。セラーの充実ぶりが伺えます。そして食後にお持ちくださったのがプリュネル・ド・ブルゴーニュ。ブルゴーニュ地方でプラムの一種から造られた甘口のリキュールですが、珍しいですよね。私も初めて頂きました。

「もう何年に購入したか忘れました(笑)」とのことで、随分と古めかしいラベル。昔ある酒屋で見つけたとのこと。リキュールですからそうそう熟成変化はないかと思いますが、こちらはきれいなアンバーでした。すっきりとした甘さに深みのある味わいで、きれいに食後を締めくくることが出来ました。「(ワイン)色々と置いてらっしゃるのですね。」伺うと「はい、もうたくさんあるのですが、なかなかワインが出なくて(笑)」ということで、オールドヴィンテージが良心的なお値段のようです。

お料理も美味しく、特に優しい味わいのボルシチが印象的でした。

ぜひまた訪れたいお店です。

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2017年

3月

27日

メロンチェッロ

 

イタリアにリモンチェッロというレモンのリキュールがありますが、こちらはリモンチェッロならぬメロンチェロ。北海道夕張メロンで造られたメロンチェロ。

 

日頃よく伺う大好きなイタリアンでお店の方が食後にお薦めしてくださったのですが、これがなかなか驚きの美味しさ。オレンジの果肉の夕張メロンそのものの味わいが楽しめます。自宅のパーティーなどで、最後に出てきたら盛り上がるだろうなぁ。度数が高いので開けてから長くもつでしょうから、毎日の食後の一口にも幸せかも。アイスクリームなどにかけても間違いなく美味しいはず。

お酒好き女子へのプレゼントにも良さそう。これはお薦めです。

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2017年

2月

23日

春ワインその1

日本人的には春のワイン=ロゼワインのイメージが強いようですが海外の方にとってロゼは夏のワイン。それでも春=桜のイメージが強い日本では、春=ロゼは当然の流れかもしれません。とはいっても、ロゼならなんでも良いか、というとそういうわけでもないように思えます。色を楽しむだけではなく、ちゃんと味わいもシチュエーションに合うほうが良いですよね。まだまだ肌寒さの残る桜の季節に、あまりきりりっと引き締まった硬質的な味わいのロゼでも寒々しいような気がしますし、すきっとさわやかっ!というタイプも夏には良いかもしれませんが、春の霞がかるようなにじみあるニュアンスには違うような気がします。

この間とあるお店のブランチで頂いたスパークリングワインがこちら、南アフリカのコルマン、キャップ・クラッシック・ブリュット・ロゼ。まだまだ寒さが残る、しかし昼間のポカポカした陽気の中で頂くとちょっと幸せな気分になれます。シャンパーニュのような酸のキツさはなく、滑らかな酸味。厳しさはなく、明るく優しいキャクターです。南アフリカから想像してしまうような暑苦しい味わいでは全くなく、お洒落さも感じるスマートなスタイル。調べてみると造り方はシャンパーニュ方式で、ピノ・ノワール75%シャルドネ25%。リザーブワインを15%使っていたり、ベースワインの15%が樽発酵だったりされていて、決してフレッシュさや気安さだけを売りにしているわけではないことも判ります。しかし価格も二千円台後半ぐらい。

なんといっても味わいに微かな優しい甘みを感じるので、これはいわゆるお花見料理とも合わせやすいのではないでしょうか。

ちらし寿司などとも美味しそうです。

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2017年

2月

20日

ふぐ鍋とワイン

 

 

春の訪れ、なんて言いながらまだまだ厳しい寒さに、ふぐ鍋を楽しんできました。最近発見した美味しいお店はワインの持ち込みも出来て、とっても幸せな私。少し前には牡蠣づくしをワインと楽しみ、今回はふぐづくし、とどちらもお刺身から鍋料理、最後の雑炊までのフルコース。ああ、日本人で良かった〜、と感じるひとときです。(天ぷらや寿司などでも思いますが)

 

こちらのお店ではふぐの季節は4月ぐらいまで、とのこと。それまでにふぐとワインを楽しむ会を開催出来たらいいなあ、と思っております。

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2017年

2月

17日

桜鍋とワイン

2月に入ると街中のウィンドウにも春物の服が並びだし、寒さはまだ厳しいながらも少し春の気配を感じ始めます。桜の季節も間もなく、ということで桜繋がり?今回は森下の歴史ある桜鍋屋、みの屋さんにお邪魔したお話を。実は私初めて伺いました。以前より興味はあったのですが、なかなか機会に恵まれず。由緒ある老舗のお店。いやしかし、ワインについては。実はハナからワインなんて、あることすら期待をしていなかったのですが、出かける前にホームページを拝見すると、メニューにワインの文字が。おおっ!いったい何が置かれているのか!といったんはときめくものの、うーん、やはり国産、大手の造る輸入果汁ワインあたりか・・・と、まあ、失礼ながらそれでもあまり期待はしていなかったわけです。しかし実際に訪れちょっとびっくり、スペインはトーレス社の白赤ハーフボトルでした。ちなみに写真からも判るようにグラスは日本酒に使うものと同じです。渋い・・・。そしてこれまた写真からも判るように白赤両方注文してみました。馬刺しや桜鍋と併せてみると、あ、これはいいかも、と。個人的には生姜を添えて馬刺しに白を、こっくりとした味噌味の桜鍋に赤が味わいのバランス的に良いと感じましたが、逆でも変ではありません。

トーレス社のマスコットは牛ですが、口の中で真ん中から上に位置する味わいや、キメの細かさはもしかして牛肉料理より合うのでは、なんて。(もちろん牛肉料理に合うから牛がトレードマークなわけではないでしょうが)

 

それにしてもみの屋さんの昔ながらの雰囲気残るお座敷で昼から一杯、というのもなかなか乙なものですね。(ご覧の通り一杯じゃすみませんが)よく晴れた日、お昼にさくっと桜鍋を楽しみ隅田川あたりでお花見を、なんていうのも良いコースかもしれません。

 

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2017年

1月

30日

ラムしゃぶとワイン

最近印象に残っているワインと料理の組合せのひとつがラムしゃぶとこちらのワイン。ロワールの海に近いエリア、ペイ・ナンテ地区でもかなり南に位置する地域で、2011年にAOC昇格を果たしたフィエフ・ヴァンデアン・ブレムの造り手、ドメーヌ・サン・ニコラのワインです。海に近いエリアというのは湿度も高いことから、ヴィオディナミを実践するのは大変なことですが(近年ボルドー地方における農薬の使用量の多さが問題になっていましたが)こちらのドメーヌではヴィオディナミを実践されています。

さて、ワインは「Le Poire2008」品種はネグレットです。日頃あまり耳にしないでしょうか。また、ネグレットというと南西地方のフロントンのワインの方がまだ有名かもしれませんね。ロワール地方から南下すれば確かに南西地方ですから、この地で栽培されるのも自然な流れなのでしょう。さて、こちらのワイン2010か2011年頃にフランスで購入したものです。その時も美味しかったのですが、熟成するとどうなるのか知りたくてしばらく置いていた次第です。今回ふと思い出してラムしゃぶ屋さんに持ち込み試したところこれがぴったり!

ネグレットというと南西地方のイメージからすれば、スパイシーな風味でタンニンががっしりの堅牢なワイン、なのですが、こちらのフィエフ・ヴァンデアン・ブレムは海のすぐ近くのこともあり、もっとタンニンもきめ細かくこなれた味わい。滑らかでしっとりです。もちろん程よい熟成感も相まってのことかと思います。これが薄切りで、かつスープにくぐらせて食べるしゃぶしゃぶの質感と良いバランスに。そして羊の独特な風味にそのスパイシーさがうまく組み合うのです。あれよあれよと1本空いてしまい、もう1本何か持参すればよかった、と後悔しきり。そう、本当に料理とワインが合った時というのは、するするとワインのボトルが空になるものです。

 

こちらのドメーヌ、日本にも輸入されていますが、このキュヴェはどうやら入っていないようですね。残念。でも他のキュベも美味しい造り手さんですよ。

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2017年

1月

27日

年末年始のワイン

あっという間に1月も終わろうとしており、例のごとく筆不精?なまま2017年もスタートです。

さて、1月のセミナーでお会いした皆さんにはいつも年末年始はどのようなワインを飲まれたか、そしてそれがどうだったのか伺うのですが、皆さんたくさん飲んでいるにもかかわらず、名前も味もあまり覚えてない、という方が多いものです。で、逆に私が聞かれたりするのですが、そんな時に答えていたのがこちらのワイン。

以前ボルドーのワインショップで購入したジェラール・ベルトランのマスカット・ロゼ2012。

スーパーで,それこそ5€もしたかどうかの安ワインです。でもマスカットのロゼなんて珍しい!と思い、しかも裏ラベルを見ると品種がマスカット・ハンブルグだそうで、わっ、更に珍しい!飲んでみたい!と思ったわけです。とはいえあまりの安さに、ちょっと不安な部分もあり、なんとなーく今まで開けずにいたのですが、ふと気が向いた次第。そしてこれがなんととっても美味しかったのです。

私な好きなタイプの、決してケバくはないチャーミングなマスカットの香り、そしてマスカット特有の上品なすっきり感と果実味。ほんの僅かに甘みがあり、それが思わず笑顔を誘うような、そんな味わい。

もちろん圧倒されるような偉大さとか迫力など微塵もありませんが、南フランスの青空の下ピクニックやBBQで楽しめたら、もしくは昼下がりのテラスでアペリティフに最高なワインでした。

それにしても価格のわりに、広がりが大きく、のびのびとしており、余韻もあり。。。そういえば、最近ある機会に頂いたルーマニアのマスカット・ハンブルグも気品有り、豊かな味わいでした。マスカット・ハンブルグ、今とても気になる品種のひとつです。

 

普通の晩御飯とするすると楽しめて、あっという間に空けてしまい、ああ、もう一本買っておけばよかった。。。と後悔した次第です。

こういう上質な日常ワインこそ日本では手に入らないものですね。

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2016年

12月

20日

アルザス料理

ストラスブールでいつも訪れる大好きなレストランエスカシェルで。

豚のスネ肉のピノ・ノワール煮込み。

お肉は柔らかくほろほろとしています。そのボリュームにおおっとおののきながら、赤ワインの程よい酸味で完食できてしまう。

ほんと、アルザスにいたら私の体重はどれだけ増量することか。。。

もちろんワインはアルザスのピノ・ノワールを。

今回はミッテルベルグハイムのドメーヌ・ワンツのEDEN2013と楽しみました。こちらのレストランでグラン・クリュ・ゾッツェンベルグのシルヴァネール2013を飲みすっかりお気に入りになってしまった造り手さん。

前回のアルザス滞在の時にドメーヌを訪問させて頂きましたが、こちらのレストランのマダムの太鼓判通り、礼儀正しく感じの良い方です。

このピノ・ノワールも本当に美味しくて、今回の滞在中にぜひ立ち寄り購入したかったのですが無念の時間切れでドメーヌの営業時間に間に合いませんでした。残念。。。

それにしてもこちらのシェフ、ダニエルのお料理は優しい味わいで本当に美味しい。そしてマダムのカリーヌの心温まるサービスにいつも感謝です。

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2016年

12月

20日

ストラスブールのクリスマスツリー

去年訪れた時もテロの影響から、クリスマスマーケットの縮小や路上での演奏禁止など警備強化体制にありましたが、今年は私が訪れた前の週にストラスブール近郊で、テロのための武器を準備していた犯人の逮捕があったとかで、去年にも増しての厳戒態勢となっておりました。クリスマスマーケットの出店数も去年と比べて更に寂しい感じに。

早く平和な世界が訪れることを願います。

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2016年

12月

17日

パリでポテチ

なんでパリまで来てポテトチップスかとお思いでしょうが、日本より遥かにジャガイモの国フランスですし、まあ、いいではないですか。右側のポテトチップスはスペインの有名な塩「IBIZA」を使ったポテトチップス。以前ボンマルシェで見つけて購入したところなかなか美味しくてすっかりお気に入りに。

今回も買っちゃお〜と思い売り場をのぞくと、さすがフランス、さすがクリスマスシーズン、なんとトリュフチップスなるポテトチップス(ややこしいですね。。)を発見!メーカー名はTartuf Langheとあります。おおっ、これもスペインのメーカーです。高級食材トリュフをジャンクなお菓子に用いるというのも、価値観的にはあまり潔くない気がしてしまうのですが、それでも好奇心には勝てず購入。こちらはまだ食べていないのですが、年明けに何かのセミナーで開けようかと思っております。

 

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