韓国でワイン

韓国のソウルに行ってまいりました。

いえ、ワインは関係ありません。

 

妹がかねてより行きたがっていたので、

私にとってはまあ便乗旅行です。

 

しかしいざ行ってみるとやはりワインが気になるところ。

せっかくなので焼き肉でワインが出来ないか調べてみると

あっ!あった!!

辛氏火爐(シンシファロ)貫鉄洞店

 

様々な国のワインを揃えているようで

ワクワクしながら向かうと、

さすがに金曜日、少し外で行列でした。

 

それにしても週末の繁華街賑わう風景は、

やはり日本と似てますね。

 

店内はダイニングバーのようなちょっとお洒落な焼肉屋さん。

でも各テーブルごとに炭が用意され七輪で焼きます。

 

さてワイン。

日本語のメニューもあり見やすくて助かります。

そしてこのメニューがとても面白い。

 

例えばオーストラリアのヴァラエタル・ソーヴィニヨン・ブラン。

このワインのコメントは

「ぴょんぴょんとびはねるさっぱりした味」

 

アメリカのトゥー・ヴァイン・メルロは

「恋人の腕の中のように香ばしくてなごやかなワイン」

 

フランスのカーヴ・サン・ジャン・メドック

「荒い男の躍動的な味」

 (これはちょっと・・・)

 

かとおもえば

同じくフランスのコート・デュ・リュヴェロン・ルージュは

「価格対比卓越な選択を保証」

 

もうワインのメニューに目は釘付けです。

いつもそうですが、ちょっと違う意味で。

でもこれは楽しい。

日本のワインリストにもこんな感じのものがあっても良いのでは。

頼んでみたくなりませんか?

 

ちなみに妹は白ワインが好きなので

「ぴょんぴょんとびはねるさっぱりした味」とコメントの

ソーヴィニョン・ブランにしようと注文したのですが、

残念ながら在庫なし。

同じ造り手のシャルドネをお願いしたのでした。

 

しばらくすると

「ありました」とスタッフがボトルを持って登場。

「これは白ワインですが、いいですか?」と確認。

 

確かに、メニューを見ると白ワインはとても少なくて、

ハウスワインとこのオーストラリアのシャルドネとソーヴィニョン・ブランくらい。(そしてソーヴィニョン・ブランは在庫なし)

焼肉屋さんということもあって、

余程白ワインを頼む方がいないのでしょうね。

 

でも、例えば韓国ならサムギョプサル(三枚肉)など豚肉もメジャー。

脂身が多い部位ですし、強い赤身ではない肉質の豚肉には白ワインの方がバランスが良いと私は思います。

 

ちなみにこのお店ではオーギョッサルという脂身と赤身、皮の部分が

 五層になった五枚肉があります。

これにはなおのこと白ワインではないでしょうか。

 

そしてなんといってもお肉を注文すると自動的に一緒に出てくるおかず類や付け合せが豪華。

ピリ辛のネギサラダやニラポン酢、そしてキムチ。

きゃべつのサラダに、お肉を巻くサニーレタスやエゴマの葉

そうお野菜が豊富なのです。

 

う〜ん、やはりソーヴィニョン・ブランで試したかったものの、

でもシャルドネも好相性。

うん、やはりこれだけのお野菜で豚肉なら白ワインの方がぴったりでは。

 

良く撮れたお肉の写真がないので、

写真はこれまたお肉を注文すると自動的についてくる

茶碗蒸しのような、玉子のスフレのようなものと

スンドゥブ(豆腐の辛いスープ)です。

 

しかし周りを見渡すと

圧倒的に焼酎かビールでしょうか、皆さん飲んでいるのは。

 

日本でも通常お寿司屋さんなら圧倒的に日本酒、ですから

やはりアジアにおいてその国ならではの食卓にワインが並ぶというのは、

まだ多くはないことなのでしょう。

 

余談ですが牛肉は韓牛。

これがなかなか美味しかったですよ。